熱帯魚

熱帯魚用品|小さな熱帯魚の楽しみ方

熱帯魚用品の種類と用途をわかりやすく解説しています。

熱帯魚用品

熱帯魚用品はひと昔前に比べると格段に進歩し、今なお優れた新商品が開発され続けています。その一方で、熱帯魚用品の種類も膨大なものとなり、いきなりショップに行っても、いったい何を購入すれば良いのか途方に暮れてしまうかもしれません。

熱帯魚用品は目的に合わせて使用することが大切ですので、まずは最低限必要なものから揃えていくことが器具の種類や使い方を覚える近道となるでしょう。

保温器具

熱帯魚を飼育するには水温を20度以上に保たなくてはなりません。そのために熱帯魚用の保温器具が必要になります。最も手軽なのはオートヒーターで、だいたい26度に自動保温するように設計されています。この温度であればほとんどの熱帯魚を問題なく飼育できます。

なお、オートヒーターと間違えて普通の観賞魚用ヒーターを買ってしまうと、水槽の温度は上がり続け、やがて熱帯魚は煮えてしまいます。ヒーターは、サーモスタットという、温度を調節する器具とセットにして初めて使用できる器具です。この組み合わせは細かな温度設定ができるという点で便利ですが、設定ミスによる思わぬ事故を防ぐためにも、最初はオートヒーターがおすすめです。

底砂

小型水槽ではできるだけ細かい底砂を入れると美しく見えます。明るい雰囲気にしたいのであればプラスチックなどで作られたクリスタルサンドなどを使用しても良いですし、自然な雰囲気にしたいのであればソイルがおすすめです。

ソイルは土を焼き固めて作られた人工の砂利ですが、水草の育成や濾過バクテリアの温床としてたいへん優れていますので、熱帯魚、水草、濾過バクテリア、光、エサの調和を得る上でとても有利です。

また水を弱酸性の軟水にするため、こうした水質を好む多くの小型熱帯魚を、より健康に美しく育てます。ただし、アルカリ性を好むグッピーやアフリカンシクリッドなどには向かない底砂です。

照明

照明は熱帯魚の美しさや水草の育成に大きな影響を与えるとても重要な器具です。30センチ以上の水槽であればサイズの合う観賞魚用ライトが市販されていますので、これを用います。水草のためにも二灯式のライトを、できれば二つ設置するのが理想的と言えます。

水草用や観賞魚用のライトは光量が少なく、色味も人工的な雰囲気になりますので、より自然な雰囲気のアクアリウムにしたければ、パルックのような蛍光管を利用すると一段と輝きが増します。

ライトは1日に12時間くらい点灯しておきますが、観賞魚用のタイマーもありますので、これを用いて毎日の点灯消灯を自動化すると便利なだけでなく、熱帯魚や水草にも規則正しいサイクルを与えてあげることが出来ます。

なお、間違えてタイマーのコンセントにヒーターや濾過器の電源をつなげてしまうと、消灯の時間に照明のスイッチが切れるだけでなく、ヒーターや濾過器も止まってしまいますので、こうしたことのないよう、くれぐれもご注意を。


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